フィリピンの歴史に興味があるなら訪れてほしい。ボホールで最古のバクラヨン教会

アジア

バクラヨン教会とは?

フィリピンがスペインに統治されていた1595年に建設されたボホール最古の教会です。

この教会は石造で、珊瑚で作られた石を用いて建設されています。このような作りとしてはフィリピン最古の教会です。

Baclayon Churchとgoogle mapでは記されていますが、正式な名前は Church of our Lady of the Immaculate Conception と言います。

2階が博物館になっており、教会の歴史などを写真や遺物などから知ることができます。

2013年の地震で被害を受けましたが修復され2017年に完成しています。

セブからのボホールへの行き方

フェリーでの行き方はこちらを参考にしてくださいね

ちなみにバクラヨン協会はボホール島の下(南)の方なので、遠い方のTagbilaranタグビラランまでいってしまった方がアクセスしやすいでしょう。

なぜフィリピンはキリスト教なの?

知っている人も多いかと思いますが、フィリピンの人はほとんどがキリスト教です。だいたい90%の人がキリスト教であると言われています。

日曜には教会に行って礼拝したり、ショッピングなどのお出かけ中にもお祈りすることを忘れないように商業施設などではアナウンスが流れてきたりもします。

このように大変信仰深く熱心なキリスト教徒であることがわかりますが、

アジアでは仏教、イスラム教、ヒンドゥー教など様々な宗教がありますが、キリスト教は民族宗教になっているのはアジアではフィリピンだけのようです。

ではなぜフィリピンはアジアにも関わらずキリスト教徒多くなったのでしょうか?

そこにはフィリピンの歴史を見れば自ずと見えてきます。

フィリピンの歴史

フィリピンがスペインの植民地になっていたのは知っている人も多いかと思います。植民地になる以前にはインドネシアから伝わってきたイスラム教がフィリピンでは広まっていました。

しかしスペインの植民地になった時に改宗させられることになります。

その後スペインによる統治は330年続きキリスト教が広まり浸透しました。

迫害されたイスラム教徒の人たちはミンダナオ島に逃げるように移り住んで行きました。

フィリピンには5%ほどがイスラム教徒なのですが、そのほとんどがミンダナオ島にいると考えられます。

スペインがセブ島と征服したのちにミンダナオ島も征服しようと暇したが南部はイスラム勢力が強く、北部のみ支配下となったようです。

その後ミンダナオ南部はマギンダナオ王国の支配下になったためスペインの植民地化はなかなか進まなかった。しかしその後マギンダナオ王国も衰退し、ミンダナオ南部のゆっくりとスペインの植民地として征服されていきました。

その後もフィリピンではキリスト教への改宗が進んだが、イスラム教を長く信仰してきたミンダナオ南部では今尚イスラム教徒が20%ほどいると言われています。

ちなみにミンダナオ島はフィリピン43島中で2番目に大きい島です。

セブ島は9番目、ボホールは10番目に大きい島です。

カトリックとキリスト教の違いとは?

カトリックってよくきくけとキリスト教とどう違うの?と思った人いませんか?

カトリックとはキリスト教の中の教派の一つで、ローマ教皇を中心として全世界に教徒がいる最大の教派です。

キリスト教にはたくさんの教派があり、東方教会に正教会、東方諸教会、西方協会にカトリック、聖公会、プロテスタント、伝統系諸派、アナパプテストなどがあります。

カトリックはローマ教皇を中心としているためローマ・カトリックと呼ばれることもあります。

ローマ・カトリックを民族宗教としているのは、バチカン・アルゼンチン・マルタ・スペイン・モナコ・コスタリカそしてフィリピンです。

フィリピンにはカトリックが割合では80%、プロテスタントなどその他のキリスト教徒が10%と言われてます。

バクラヨン教会に入ってみましょう

赤茶色の屋根が印象的な外観です。

これは2013年以前に訪れた際の写真です。

welcome Baclayon

souvenir shop など

ほとんどが英語表記でした。

周辺には特にこれといった建物はなく、のどかな印象でした。



教会の中の様子

入り口にはまず「MUSED」の文字が

黙想しましょうと言うことでしょうか。

イエスキリストの像やマリアさまなどたくさんの像が並んでいました。

それらはどれも古くからここにあるのだろうと思わせるほど、見るからに年季の入ったものでした。

2回が博物館になっていることもあってか、地元の人のミサだけでなく普段から観光客も多いのだと思われます。

Google mapにもたくさんの観光客の評価が書き込まれていました。

注意書きもありました

this is the house of god those who enter are requested to be in proper attire to dress decently and modestly

こ子は神の家です。入る人々が控え目で適切にな服装を着用するようにお願いします。

教会に行く際は露出を控えた格好で行かなければなりません。

もし暑くてショートパンツなどを履いている場合にはストールと巻いて肌を隠すなどの工夫をして、マナーを守って見学しましょう。



厳かな空気が漂う聖堂

ピンクやブルーで装飾された教会内部は古いながらも可愛いらしい色使いになっていました。

石造りの白っぽい壁はところどころ緑っぽく汚れているのも歴史を感じます。

教会内は少し暗いですが写真で見るほど怖い感じはありません。

画像が暗く少し怖く見えるのはこの当時一眼レフを持っていなかったのでカメラの問題ですね。

バクラヨン教会まとめ

どこの国でも協会は静かにしないといけない場所といのが世界の共通なのですが、暖かい国なのにこの静かな少し冷たい空気感が私は好きです。

この当時はだいぶ古めかしいですが、2013年の地震のあとは改修されていますので変わっているかもしてません。

古い建築物が自然の力によって壊されてしまっても、人の力で蘇らせて残して行くことはとても素晴らしいことだと思います。

ぜひ近くに行かれることがあれば寄ってみてはいかがでしょうか?

私もまたボホールに行くことがあったら立ち寄ってみようと思います。

ボホール島には他にも見所がありますので下記の記事も合わせてみてもらえたら嬉しいです。

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