アメリカのワシントンDCになぜ桜があるか知ってますか??その経緯と美しいアメリカの桜の名所を紹介します。

アメリカ
ワシントンDCの桜
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ワシントンDCのタイダルベイスンは桜の名所として長い間人々に認知されて、たくさんの観光客がこの桜を観るために集まります。

桜の名所タイダルベイスンはどこにあるの?

メトロのスミソニアンステーションからすぐのワシントン記念塔の方へ歩いて行くと大きな池のようなものが見えてきます。ホロコースト記念博物館の右斜め上にあるMがスミソニアンステーションです。

それは池ではなくポトマック川の入り江のことなのですが、そこをタイダルベイスンと呼びその周辺に毎年たくさんの桜が咲いていますよ。

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私はワシントン記念塔の方から歩いて行ったのですが

入江に近づくにつれてどんどん人が多くなっていきます。

押して人の流れが同じ方に向かってできているのでスミソニアンステーションでなくてもひとつ横の駅くらいからでも簡単に目指せます。

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桜の咲いているところにたくさんの人が自然と集まっています。

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入江の方へ近づくにつれて満開の桜がたくさん見えてきます。

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ひとつひとつ綺麗に咲いていてとても可愛いです。

なぜアメリカのワシントンDCに桜があるの?

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1912年に3000本の桜の木がワシントンに到着しました。

これらは日本から友好の証として寄贈されたものです。

実はこれより前に2000本の桜の木が東京から贈られていました。

しかし1度目の寄贈では輸送の際に害虫に侵され検疫を通ることができずに焼却処分されてしまいます。

試行錯誤の上再度日本から再び送られた苗木が無事に到着し、タイダルベイスン周辺に植えられることとなりました。

この桜が送られるまでに4人の人物の強い思いと働きかけがありました。

Eliza Scidmore(エリザ・シドモア)

(National Geographic Society 最初の女性役員)

彼女は来日した際に桜の美しさに魅了され、ポトマック川沿いに桜を植えたいと陸軍や官庁などに働きかけるとともに$1募金で100本の桜を植樹する活動を始めます。

David Fairchild(デイビッド・フェアチャイルド)夫妻

米国農業省(植物学者)のデイビッドとその妻もその頃、桜に魅了され自宅の庭に125本の桜を日本から輸入してアメリカの土地で根ずくか試していました。

桜の開花に成功させ、確信をえた夫妻はシドモア氏の活動を後押ししました。

First Lady Helen Herron Taft(ファーストレディーのヘレンタフト夫人)

第27代大統領のウィリアムス・タフト氏が就任後、大統領夫人のヘレンタフト氏がシドモア氏とフェアチャイルド夫妻から要望を受け、ポトマック川周辺に桜を植えるように働きかけたことで急速に話が進むことになります。

ヘレン氏も日本と訪れたことがあり、桜の美しさに魅了された一人だったからです。

高嶺常吉氏

そして科学者で三共株式会社の創設者の高嶺常吉氏がタフト夫人が桜の植樹を推進していることを知り東京市長の尾崎幸雄氏に協力を頼みました。

尾崎幸雄氏はアドレナリンを発見した科学者です。

この要望により東京市から初めての寄贈として2000本の桜の苗木が贈られることになりました。

先ほども述べたように1度目の寄贈では輸送の際に害虫に犯されて全て焼却処分されてしまいます。

そして1912年に再び贈られた桜の苗木が無事にワシントンDCに到着しました。

桜と大統領夫人ファーストレディーとの関係

1912年の3月27日に初めて大統領夫人のヘレン・ヘロン・タフト氏と日本大使夫人ビスカンテス・チンダ氏がポトマック公園の北岸に植樹しました。

ファーストレディー(大統領夫人)が関わったことにより、この後もたくさんの女性がこの桜のイベントに関わることになります。

1965年にはファーストレディーのレディーパードジョンソンが日本政府から3800本のソメイヨシノの木を受け入れ植樹を再現しました。

1999年にはファーストレディーのヒラリークリントンが植樹式に参加しました。

2001年にはファーストレディーのラウラブッシュは開会式に参加しました。

2012年にはミッシェル・オバマ氏も名誉委員長として関わっているようです。

このように数多くのファーストレディーや女性たちが関わってきたタイダルベイスンの桜。

政府だけでなくたくさんの市民や民間の団体によっても支え守られてきました。

アメリカから日本へ桜のお礼

1915年にアメリカ政府も日本に桜のお返しとしてハナミズキを送ってくれたそうです。

またアメリカも国民から寄付されたお金でワシントンDCの桜を追加で植樹しています。その後も日本はソメイヨシノをアメリカに寄贈しています。

1981年に日本で起きた洪水によってたくさんの桜の木が失われました。その失われた桜の木を復活させるためにワシントンDCの桜が日本に渡っています

このようにDCの桜と日本には深い関わりがあり、贈り、贈られて出来上がったものです。

今現在はワシントン記念塔やタイダルベイスン周辺などポトマック公園あたりには合計で8000本以上の桜の木があると言われています。

このためワシントンは桜の名所もして知られていて、毎年全米桜祭りも行われています。

毎年全米桜祭りが行われます

初めて植樹に成功した日を記念して民間の団体が始めた催しものです。

桜祭りの本当の始まりは1927年で学校の子供達が初めてのお祭りを開催し最初の植樹を再現しました。

これを1935年に市民団体の後押しで規模を拡大することとなりました。

毎年多くの人がこのイベントに集まります。

毎年2週間に渡って3/20ごろから始まり4/14まで行われます。

100周年の際は5習慣に渡り祭典が行われました。

日米友好の証である桜にちなんでか、凧揚げや花火大会など日本の文化を用いたイベントが盛りだくさんです。

フェスティバルでは太鼓のパフォーマンスや日本の屋台もでます。

このような日本らしい催しがアメリカで開催されているのはとても嬉しいことですよね。

2019年に行われた際の詳細を書いておきます。

今度この季節に旅行を考える際にはぜひ日程などを参考にしてもらえたら嬉しいです。

オープニングセレモニー

3月23日 5:00〜6:30

場所・ワーナーシアター
513 13th Street NW

チケットの購入が必要です。

オープニングセレモニーでは様々なショーが行われます。

2019年はセーラームーンショー

バイオリニストの河合郁子さんによるコンサート

望月雄作さんによるエンターテイメントショー

がおこなわれました。

カイトフェスティバル

3月30日 10:00〜16:30

場所・北西15th StおよびConstitution Aveの近くの
ワシントン記念塔の敷地

無料で参加できます

カイトフェスティバルはワシントン記念塔のあたりで行われ数多くの人が凧(カイト)を持って参加されます。

ファミリーでの参加も多くほのぼのとした雰囲気で開催されます。

またカイトフェスティバルの中ではカイトの技術などを競う本格的な催しなどもあり、場所によって雰囲気が違う印象でした。

日本の凧とは違ってアメリカらしいカラフルなカイトが空を舞う景色はとても可愛くて楽しいイベントです。

ペタルパルーザ 

4月6日 12:00〜21:30

場所・The Wharf

無料で参加できます。

サウスウエストウォーターフロントの桟橋付近で行われます。

複数の野外ステージでのミュージックライブやビアガーデン、また様々なアーティストによるパフォーマンスなどが行われます。

天気によりますが20:30ごろには花火も打ち上げられます

桜祭りパレード&フェスティバル

4/13 10:00〜12:00

場所・Constitution Avenue From 7th to 17th St NW

ストリートから無料で観ることができます。

有料席も用意されるほどの大きなイベントでフェスティバルのフィナーレとも言える大規模なパレードです。

毎年このパレードには有名人が数多く参加しているようで、歌手や、ラッパー、俳優、監督やユーチューバーなどが参加しています。

またこのパレードでは大きなフラッグや風船を使ったダンスやチアリーディングなどが行われます。

毎年詳しいイベントの日程や詳細はウェブサイトから確認できます。

National Cherry blossom festival

タイダルベイスン桜の絶景スポット

スミソニアン駅付近は週末はいつも観光客が多いのですが、実際にいってみたらいつも以上の人の多さに驚きました!

みんなウキウキしている雰囲気で、自然と笑みがこぼれます。

まず到着したのホロコーストの方から入江に向かって入ったこの付近です。

これぞワシントンDCで桜を見ていると感じさせてくれる絶景です。

奥に見えている建物はトーマス・ジェファーソン記念堂です。

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種類の違う桜が同じ時期に満開になっていて、ピンクのコントラストがとても美しい眺めです。

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ワシントンDCに咲いている桜の種類はソメイヨシノと関山(カンザン)

淡い白っぽいピンクの方がソメイヨシノで

ぼんぼりみたいな濃いピンクの方がカンザンです。

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桜に合わせて服を選んだので私も記念に1枚撮ってもらいました。

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タイダルベイスンの横の歩道を桜が覆いかぶさるように咲いています。

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報道らしい大きなカメラをセットしている人も見かけました。

アメリカで桜って感じの写真を撮るにはここがおすすめです。

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次はトーマスジェファーソン記念塔に向かっていく途中の桟橋の上です。

ここからは左手にトーマスジェファーソン記念塔

右手の奥にはワシントン記念塔のどちらも見ることができます。

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桜とトーマスジェファーソン記念塔

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桜とワシントン記念塔です。

ピンクの桜と空の青がとっても綺麗です。

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夕暮れ時は空と水辺がキラキラとしてとても綺麗な景色を見ることができます。

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どんどん歩いてトーマスジェファーソン記念塔の方までやってきました。

桟橋からトーマスジェファーソン記念塔の正面まではたくさんの人で溢れています。

みんな正面の階段に座って休んだり景色を眺めているようでした。

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正面を通り過ぎていくと人が減り随分と歩きやすくなります。

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こちら側にも綺麗な桜をたくさん観ることができます。

ワシントン記念塔と桜の組み合わせはここからがよく見えました。

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淡いピンクがとても可愛くて綺麗です。

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この時はちょうど満開だったのですが、見事にどの種類も満開で

タイダルベイスン周辺のどの場所の桜も満開でした。

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いろんな国の人で溢れかえっているタイダルベイスン周辺にはメディアのカメラや、ウエディングフォトらしき人、絵を描いている人など様々な人がいて様子を見ていても楽しかったです。

私も帰ってから写メを元に絵を描きました。

描き始め↓

完成↓

タイダルベイスンの桜まとめ

もちろん桜はとっても綺麗で、薄ピンクから濃いピンクまで一面を埋め尽くすピンクのグラデーションがとっても綺麗でした。

また桜を見上げる人々の笑顔がとても幸せそうで印象的でした。

人混みが苦手な私もあの幸せな雰囲気溢れる空間はぜひもう一度行きたいなと思うほどです。

何より私は日本でも綺麗な桜並木は何度も見たことがありますが、タイダルベイスンほどの広いエリアに咲き誇った桜を眺めながら歩いたのは初めてでした。

日本では大きな公園に桜がたくさん咲いていたりはしますが、水辺で見れる桜は細い川沿いなどしかないので、このような大きな水辺とたくさんの桜が連なる景色はやはりなかなか観ることはできないと思います。

世界中からたくさんの人が訪れるのも納得の絶景でした。

ぜひ春に東アメリカにいく機会がある方は行ってみてほしいです。

今回書ききれなかった、カイトフェスティバルの記事もそのうち書こうと思いますのでまた観てもらえたら嬉しいです。

桜の時期は気候が変わりやすく寒かったら暑かったり服装選びも大変です。

ワシントンDCの春の気候や服装についても書いてますので、旅行の参考にしてもらえたら嬉しいです。

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